《組曲:MIDTOWN EAST》
ジャズに教会旋法(グレゴリアンモード)を取り入れる手法は、1959年に発表されたマイルス・デイビスのアルバム『カインド・オブ・ブルー』により世に紹介され、後のモダンジャズに多大な影響を与えました。ビバップのスタイルによりコードが複雑に細分化される中、スケールを基にした流れで作られたテーマやアドリブのフレーズは、当時かなり斬新だったと思います。
組曲 MIDTOWN EAST の3曲は、いずれも12小節を一定のパターンで繰り返すブルース形式で作曲しています。一般的なブルースの曲のコード進行とは異なり、教会旋法のドリアンモードの響きを感じるマイナーセブンスのコードを中心に流れを組み立てており、私の感じるニューヨークの街の印象を表現しています。